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枝毛は本当に切ってもよいか、現役美容師が教える枝毛と切れ毛の対処法
髪の毛が裂けてしまったのが枝毛で、途中で切れてしまったのが切れ毛です。
枝毛は、髪の毛の水分が失われて、髪の外側をコーティングしているキューティクルがはがれてしまった状態ですが、いったんできてしまった枝毛や切れ毛を元に戻すことはできません。
しかし、トリトートメントをおこなうことでダメージは補修できます。
【枝毛や切れ毛の原因】
ドライヤーやヘアアイロン、コテなどによる熱のダメージや、パーマや縮毛矯正、カラーなどの薬剤によって枝毛や切れ毛ができやすくなり、同時に髪の毛のツヤやハリ、コシなどもなくなってきます。
その他にも洗浄力の強すぎるシャンプーを使って洗髪したり、紫外線を浴びると髪の毛は痛みやすくなります。
枝毛や切れ毛が目立つということは、頭皮も乾燥ぎみで保湿不足の状態といえます。
【枝毛や切れ毛の対策】
枝毛を見つけたら5cmほど上を髪の断面がなるべく小さくなるようにハサミで切りましょう。
枝毛を残したままでトリートメントをしても、枝毛の毛先から栄養が流れ出してしまいます。
枝毛や切れ毛はスッキリと切ってからトリートメントをすることで、強い髪の毛になります。
また、枝毛や切れ毛対策には弱酸性シャンプーやアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
その他にも、ブラシやくしを木製のツゲなどに換えるだけでもトラブル対策になります。
プラスチック性のものは静電気がおきやすく髪が傷む原因になってしまうので、現在使っているブラシを見直してみましょう。
キューティクルは、うろこ状に規則正しく重なり合っていますが、強い静電気や強引なブラッシングでキューティクルはめくれてしまいます。
枝毛や切れ毛があまりにも気になるようなら、当店でのトリートメントやヘッドスパにチャレンジしてみてください。
シャンプーとトリートメントの正しいおこない方
髪質は年齢とともに変わるので、シャンプーやトリートメント剤は、現在の自分の髪質に合ったものを使うようにしましょう。
シャンプーでは髪の毛の汚れだけでなく、頭皮の汚れを取るため指の腹で前後左右をモミモミします。
トリートメントはコーティング作用があるので頭皮にはつけないようにします。
目的は枝毛や切れ毛の修復のためなので、髪の内部まで成分が行き届くように毛先までしっかりとつけます。
シャンプー後に軽く水気をふき取ってからおこないます。
傷みが気になる毛先は両てのひらでプレスするようにして浸透力を高めます。
トリートメントをしたまま3分ほど置いてからていねいに洗い流します。
【まとめ】
髪の毛は生きた細胞ではないので、生まれ変ることができません。
そのため、いったんできてしまった枝毛や切れ毛は切れ味の良いハサミで、すっぱりと切ることが第一の対処法です。
今後の予防としては、トリトートメントをおこなうとともに、ヘッドスパで頭皮環境をよくすると、枝毛や切れ毛になりにくくなります。